パワハラの相談を上司にした結果、何も改善せず変わらなかった体験談について

放射線技師の転職

職場でのハラスメントに悩んでいる方へ、この記事はあなたのために書きました。

私自身が過去にハラスメントを受け、それを相談しても状況が改善しなかった経験を共有することで、同じ悩みを抱える方に共感を示し、解決の一助になればと思います。

この記事を読むことで、あなたが一人ではないと感じ、次のステップに進むためのヒントを得ていただければ幸いです。

今回の記事を書こうと思ったきっかけ

私自身、職場でのパワハラに悩み、どう対処すべきか分からず苦しんだ経験があります。

上司や先輩に相談し、改善を期待しましたが、結局何も変わらず退職することを決意しました。

新社会人の入社後1年未満で退職する割合は全体の3割を占めるといわれています。

この経験を通じて、同じ悩みを抱える方に少しでも力になれるよう、自分の体験を共有することを決意しました。

ハラスメントを受けた体験談

ここからは、私が実際にハラスメントを受けた話を語っていきます。

読んでいる際に不快に思う可能性もありますがご了承ください。

パワハラを受けた

私が最初にパワハラを受けたのは入社して一か月たっていないくらいでした。

当時一緒に業務にあたっていた先輩から、治療用計画CTの撮影を学んでおり、

初めてパワハラを受けたのもその撮影中でした。

まだ私が新人だったので、常時業務にあたる技師2人に私を加えて計3人で仕事をしていたのですが、私が放射線治療のためのシェルを患者さんにかぶせている時にいきなり後ろから蹴られました。

「蹴られたという事実」は分かったのですが、なぜ蹴られたのか、どうして蹴ったのか、何を訴えようとしているのか、などの疑問が頭の中で埋め尽くされてその後の業務に全く集中できなかったことを覚えています。

それ以来、暴力はもちろん、「給料泥棒」、「この仕事が向いていない」、というような過度な叱責や人格の否定、さらには他の同僚の前での侮辱的な発言が日常的に行われていました。

毎日のように心身ともに追い詰められ、仕事に対する意欲も次第に失われていきました。

パワハラを相談したがその対応について

パワハラが日常化して3か月ほどたち、これ以上は一人で対処できないと判断した私は主任に相談することにしました。

勇気を出して主任にパワハラの状況を相談して、主任も真剣に話を聞いてくれる様子で、「先輩技師に注意をしてパワハラを辞めさせる」と約束されました。

技師長とも面談が行われ、上層部からの注意もあったようでした。

その効果があったのか、それから1か月ほどは特に何もされることなく過ごせたのでようやく自分の業務に集中して取り組めるようになりました。

しかし、実際には何も変わっていませんでした。先輩の態度は一時的に和らいだものの、すぐに元に戻り、むしろ以前よりも陰湿な形での嫌がらせが増えました。

挨拶は無視され、質問しても答えてもらえず、状況を解決するための対話を求めても拒絶されている状態でした。

結局何も変わらずに退職を決意することになったこと

何度も改善を求め、期待を抱いて相談したり、自分の態度や行動に改善点がないか考えて実践してみたりしましたが、結局状況は変わりませんでした。

あるとき、精神的にも限界を迎えた私は、退職を決意しました。

退職を伝える際も、お世話になった方にだけでも挨拶をしたかったのですが、余計な情報がその先輩に入って嫌がらせを受けるのが恐ろしかったため、主任と技師長にのみやり取りをしました。

このときには、不眠、定期的な吐き気や頭痛、ふいに涙が止まらなくなる、死ぬことについて考える、など、心身への影響が出始めていたため一刻の猶予もなかったです。

せっかく苦労した就活の先で入職した職場でしたが、自分の健康と将来を考え、これ以上耐えることはできないと判断して退職しました。

パワハラを受けて退職した体験談から学んだこと

この経験を通じて学んだことは、社会人になった以上、自分の身は自分で守らなければならないということです。

どれだけ会社が「社員のために」と言っても、最終的に自分を守るのは自分しかいないと痛感しました。

また、耐えられるキャパシティにも限界があることを実感しました。

自分には、人並みの忍耐力や精神力があると今までの学生生活で思っていましたが、長期間の苦痛には耐えられませんでした。

状況が改善されない場合、無理に耐え続けるのではなく、自分のために決断を下す勇気が必要です。

余裕がなくなればなくなるほど短絡的な思考に走りがちなので、取り返しがつかなくなる前に、必ず身近な人に相談して一人で考え込まないようにすることの重要性を学びました。

私の場合は、小学校からの友人にzoomで相談したのですが、それで救われました。

一人で抱え込まないでください。

まとめ

パワハラに悩んでいる方にとって、相談しても状況が変わらないことは非常に辛いことです。

しかし、自分の健康や将来を守るために、時には勇気を持って退職を決断することも必要です。

この経験が、同じ悩みを抱える方の一助になれば幸いです。

また、放射線技師として転職を経験した私の体験談やおすすめの転職サイトもありますので是非そちらの記事もご覧ください!

ではまた

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