入職して1年で退職した放射線技師のリアルな体験談

放射線技師の転職

皆様、こんにちは。

私は現在4年目放射線技師として働いているきんちゃんです。

この記事は、私が新卒で入社した病院を1年間働いて辞めたこと、そして新たなキャリアとして今の病院で働き始めるまでのお話しをします。

第2新卒として新たな道を歩むことになった私の体験談が、同じように退職や転職を考えている方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。

※関連記事は随時更新していきます。

退職するか悩んでいるあなたへ

退職を考えることは、非常に難しい決断です。

特に、放射線技師のように専門的な職業では、退職による影響も大きいものです。

私は、職場環境や将来のキャリアに対する不安から退職を決意しましたが、同じように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

私が退職しようと思った理由

私が退職を決断した理由は、人間関係です。

職場の先輩から入社後1か月でパワハラを複数回受けたことで、心身の健康を害してしまいました。

心にずっとモヤモヤを抱えたまま日々の業務に従事していましたが、10か月ほどたった時に体への症状として影響が出てしまいました。

一時休職も考えましたが、今後の将来を失う可能性が一瞬思い描かれた時点で転職することを決意しました。

実際に退職するまでの流れ

ここからは、実際に退職を決意してから次の職場を見つけるまでの体験談をお話しします。

事前準備~退職の意向を伝えるまで

まずは一番最初の段階にして最も重要な段階です。

退職の意向を伝えるのがこの段階での最終目標ですが、事前準備にこそしっかり力を入れておくべきだと私は考えます。

きんちゃんが実際に行った退職までの必要な準備についてはこちらの記事をどうぞ!

退職までの事前準備

退職の意思を明確に伝えること、引き留められることになろうとも自分自身の決心に従って退職を完遂することを絶対命題として準備を進めました。

面談の前に、自分の退職理由や今後の計画を明確に整理しておくことが重要です。

私は、転職サービスの「放射線技師人材バンク」を活用して、次の職場を決定してから退職の意思を伝えました。

また、感情的にならず淡々と意見を伝えることを意識しました。

退職の意思を伝える

退職の意思を伝える際には、まず上司に相談することが重要です。

私は、直属の上司に対して、直接面談の機会を設けていただき、丁寧に話をしました。

私の職場では

一般職員→主任→技師長

の順で職位が上がっていくため、直属の上司として主任に退職の意向を伝えました。

周りの人には聞かれたくない内容だったので、なるべく二人きりになれる機会をうかがって声を掛けました。

上司たちとの面談

退職の意思を伝える際には、感謝の気持ちを忘れずに伝えることが大切です。

退職理由がパワハラによるケースでしたが、原因となった先輩以外には何も非はありません。

これまでの経験が自分にとってどれほど貴重であったかを強調し、それでも退職を考えていることを説明しました。

引きとめるための提案に対して

退職の意思を伝えると、上司からは引き止めの言葉がありました。

業務負担の軽減や業務上の人員配置の改善など、条件改善の提案も受けました。

具体的には、パワハラを行ってきた先輩と組んで業務を行うことをなくすといわれたのです。

実は一度、パワハラについて主任及び技師長に相談したことがあったのですが、結果として業務改善は行われませんでした。

この件についての詳細は別の記事で、お話しします。

先の件もあり、今さら業務上の配置改善がされたところで、焼け石に水だと私は考えていました。

そのため、私の退職する決意が固いことを理解してもらうと、最終的には上司も受け入れてくれました。

なお、今後のプランについてはすでに決まっていましたが詳細を伝える必要はないため、ぼかして伝えました。

上司たちとの面談後~退職までの手続き

上司たちとの面談を終えて、退職の意思を伝えて受け入れてもらうという命題は完遂されました。

円満退職であれば、お世話になった同期や先輩方、他部署にあいさつ回り行くところです。

しかし、私の場合は他者に退職理由を聞かれることが辛かったため、そのようなことはしないことにしました。

詳しい事情は知らなかったでしょうが、何となく察して優しくしてくださった先輩や仲良くしてくれた同期にはせめて改めて感謝の言葉を伝えたかったですが、それもできないことは心苦しかったです。

所属部署、同僚への影響

私のお願いとして、退職することを通知しないようにしてもらっていたため、すべては水面下で行われていました。

そのため、退職日まで何一つ変わることなく業務に従事し続けていました。

部署内での変化は何もなかったと感じています。

ただ、上司の計らいで有給消化を進めてくださったのでその影響で私が行うはずだった業務の肩代わりをしてくださった先輩方や同期には申し訳なく思っています。

家族への報告

当時の私は実家暮らしだったため、退職が確定してから報告を行いました。

「辛い思いをしていたことに気づいてあげられなかった」、「休職や部署移動は考えなかったのか」、「それくらいのことはこの先何度もある」といった様々な言葉を投げかけられましたが、すべて覚悟の上であると承知していました。

正直、私の退職した件について、今でも完全に納得と理解をしてもらえているか分かりません。

ですが、今の私は新たな土地で楽しく暮らせているのであの時、意志を曲げなくてよかったと確信しています。

退職決定後の事務手続き

退職が正式に決まった後は、引き継ぎ業務や必要な手続きを進めました。

退職に伴う書類の手続きや、後任者への引き継ぎ内容をリストアップし、スムーズな業務移行を心がけました。

もっとも、放射線技師は患者対応がメインのため引継ぎらしいものは何もなかったです

有給消化で職場に出勤しなくなる前に、できることはすべて済ませられるように計画して行動しました。

退職に必要な書類や手続きを確認し、漏れがないように進めました。

健康保険や年金の手続きなど、退職後も必要となる手続きについても事前に情報収集を行いました

ハローワークの紹介等された記憶もあります。

退職後の生活と次に向けた準備

退職後は、新たなキャリアに向けた準備期間となりました。

私は、転職サービスを活用してすでに次の転職先を決めていたため、退職時にもらったハローワークへの案内状などは使う必要がありませんでした。

次の職場での活躍に向けて学んだこと

次の職場での活躍に向けて主に学んだことは、

  • レントゲンやCT,MRIの基本的な知識や撮影方法
  • 解剖学、緊急所見の勉強
  • 職場での付き合い方
  • 落ち込んだメンタルの回復方法

などです。

新たな職場で役立つような基本知識の習得や1年間の社会人経験で学んだことを復習する等、自己分析やスキルアップに時間を費やしました。

特に、パワハラによって限界まで落ち込んでしまったメンタルを回復させるために様々な方法を調べたり、書籍を読んだりしました。

一番お世話になった本はこちらです。

心が疲れている時にこそ、こういう本は希望になりえる。

そう強く思わされた一冊です。

活動拠点の決定

地元から遠く離れた広島での生活の基盤となる居住地は、転職先の面接で内定をいただいた時から探していました。

社員寮と賃貸のどちらも見学して、最終的には社員寮は使わず、賃貸にて自分自身で契約することを決めました。

新生活に向けた準備

有給消化を開始してから次の職場で働き始めるまでの猶予は、1か月ほどでした。

早めに新天地での生活に慣れるためにも、下旬から広島で生活したかったので大急ぎで次のことをやりました。

  • 引っ越し業者の選択
  • 持っていくものの選定、購入
  • 現地で買うものの選定
  • 出発日時の決定

現在のきんちゃんの職場では、社員寮を格安で提供していますが、最終的には自分で賃貸を探して住むことにしました。

特に引っ越し業者については苦労しました

実際の体験談とおすすめの引っ越し見積もりサイトはぜひ下記の記事からご覧ください。

また、一人暮らしでおすすめの生活グッズもいくつか購入しました。

こちらも下の記事にまとめたので、ぜひご覧ください!

(「生活グッズを購入したことに対する記事」は現在執筆中です、乞うご期待!)

準備に明け暮れる日々ではありましたが、新しい職場でのスタートを切るために必要なことをしっかりと行うことで、前向きな気持ちで新たな一歩を踏み出すことができました。

まとめ

1年で放射線技師を退職するという決断は、大きな挑戦でしたが、後悔はしていません。

自分自身と向き合い、周囲のサポートを得ながら、新たなキャリアを築くことができました。

今の私は、診療放射線技師としての経歴が4年目に突入しています。

あの時にはっきりと意思を伝えて行動できたからこそ、今の自分があると改めて感じました。

退職や転職を考えている方には、ぜひともこの記事を読んでいただき、自分の気持ちを大切にし、前向きな決断をしてほしいと思います。

生きている限り何度でもやり直すことができるのですから。

この記事が一人でも多くの方の力や励みになれれば幸いです。

また、一人で退職の手続き全てをやり切る自信がない方に向けておすすめの退職代行サービスをまとめました。

気になる方はぜひご覧ください。

ではまた

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