[実体験]転職で年収ダウンするけど幸せになれる?

転職で年収ダウンするけど幸せなのか不安、、、
転職する中で、どうしても気にしてしまうのが「年収」ですよね。

年収が減るってやっぱり不幸なことだよね、、、

今の職場はしんどい!でも転職したら年収ダウンするかも、、、
転職して年収が下がる人が一定割合いるのも事実です。
ですが、「年収が下がる=幸せではない」と言うのは誤りですよ。
結論から言えば、年収が130万円下がったけれど、私は転職して心から幸せになれました。
この記事では、実際に放射線技師として年収が下がる転職を経験したけど幸せだった私の体験談を紹介します。
「年収ダウン=不幸」という固定観念に縛られず、“本当に大事なもの”を手に入れる選択肢もあるということを、この記事から感じてもらえたらうれしいです。

- 「きんちゃん」20代診療放射線技師
- 放射線技師歴5年目(2025年4月30日現在)
- 新卒1年目で転職を経験
- 2回転職を経験(総合大学病院、中小規模病院(脳神経メイン、循環器メイン))
- 2回の転職で、ほぼ一通りの放射線技師業務を経験
[体験談]転職して年収ダウンするけど幸せなケース6選

ここからは、実際に転職を経験したきんちゃんの「年収ダウンしたけど幸せだった話」をお伝えします。
ちなみに2回転職していますが、年収ダウンしたのは1回目の転職です。
- 年収は130万円下がった
- 心の安定を手に入れた
- 通勤のストレスから解放された
- 残業が激減した
- キャリアアップができた
- 素敵な人脈が作れた
医療職ならではの特徴もありますが、すべての職種に共通することがほとんどなので、参考にしていただければ嬉しいです!
まずは、具体的に年収ダウンした金額からお伝えします!
年収は130万円下がった

はい、年収が130万円ダウンしました笑
金額を聞くと凄まじい減り具合ですよね。
しかもこれが新卒1年目→2年目での減少なので、かなり心理的にも追い込まれたり、、、

と思いきや、実はそこまで金銭的に心配はなかったんです笑
ちなみに具体的な金額についてはこちらです。
新卒1年目:430万円(大学病院勤務)
↓↓↓
転職後(2年目):300万円(中小規模病院)
普通の感覚であれば、年収の激減なのでパニックになってもおかしくないでしょう。
ですがきんちゃんにはそこまでの痛手ではありませんでした。
主な理由はこちらの通りです。
貯金が十分にあった

社会人1年目は、実家から通勤していたので大きな出費がありませんでした。
一人暮らしの方と違って、家賃、水道光熱費、食費その他諸々、、、
を一切払っていなかったので、給料はほぼ全額貯金に回すことができました。
転職のために引っ越す直前の貯金残高は300万円以上あったかと思います。
資産運用の勉強、実践をしていた

貯金だけではありません。
貯金と併用して、資産運用の勉強をしながら投資の実践をしていました。
- 積み立てNISA(現在は新NISA)
- ふるさと納税
社会人の方でもなかなか投資経験はおろか、ふるさと納税すらしていない方は大勢います。
そんな中で両方実践している私は、周囲より大きくリードしていまましたね!!笑
「お金の大学」を読んで知識武装していた

大学時代にも一人暮らしは4年ほど経験していましたが、社会人になってからの一人暮らしは初めてでした。
すべての金銭管理を完璧に行って黒字家計を作るためにも、

お金の勉強をしなければ!!
と言うことでこちらの勉強も行いました。
当時のきんちゃんが色々調べて行き着いたのが、「お金の大学」です。
初心者にも読みやすいフルカラーで、家計の節約から稼ぐ力のアップまでできる名著なのでおすすめですよ!
心の安定を手に入れた

転職して一番良かったのが、「心の安定を手に入れることができた」ことです。
そもそも転職を決断した理由が、先輩からのパワハラによる精神的・肉体的不調のためでした。

同じような理由で転職を決断する方も多いと思いますので、共感してくださる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
新卒で入職した大学病院は給料が良かったですが、そこで働き続けてメンタルを病んでしまっては元も子もないので、転職を選ぶのは英断でしょう!!
一生を棒に振らないようにするためにも、環境を変える選択をとりました。
それを「逃げ」と言うやつは、思い切り(心の中で)罵ってやりましょう!!!
通勤のストレスから解放された

通勤のストレスからすべて解放された時は清々しさがやばかったです笑
転職することで通勤時間は片道1〜1.5時間→15分になりましたよ!!
- 混雑・満員電車
- 通勤時間の長さ
- 交通の遅延・不安定さ
特に電車通勤は便利な反面、時間帯によっては満員電車で乗車率120%とストレスフルになること間違いなしです笑
加えて通勤時間の長さもネックになりますよね〜
毎朝6時起き、帰ってくるのは定時でも19時過ぎが確定していたので辛かったです。
人身事故や天候の影響で遅延した時は普通に帰れなくなるので、泣く泣く親に連絡して迎えに来てもらっていました。
でも転職してからは、片道自転車で15分ほどなので自分の時間が圧倒的に増えた時間が最高でしたね!!
残業が激減した

残業が激減したため、帰宅後の時間の使い方に自由の幅が広がりました。
前職では毎日のように19時〜20時までの残業が当たり前。
帰宅してもできるのは食事、風呂、寝るだけ。朝も早く、疲れが蓄積していく毎日でした。
毎月の平均残業時間は30時間を超えており、ひどい時は22時過ぎの帰宅とかもありました。
それが転職先の職場では、ほぼ毎日定時退社!
残業がある時でも、当直者が毎日いるのでその人に引き継げばほぼ残業はなしです!
- 日中はみんなと同じように勤務(8:30〜17:30)
- 定時(17:30)〜翌日正午(12:00)まで勤務(夜間救急対応など)
- 定時すぎて残っている業務(検査など)を引き継ぐ
残業代が稼げなくなるデメリットがありますが、それ以上に、定時退社後の時間を自由に使えるメリットの方がはるかにでかいと思います。
結果的に、年収は確かに減りましたが、「人生の主導権を取り戻せた」と言う実感があり、それが何よりの幸せです。
キャリアアップができた

「年収が下がる=キャリアが後退する」と思われがちですが、私にとってはむしろ逆でした。
前職は放射線治療のみの業務しか行なっていませんでしたが、転職先では幅広いモダリティを経験できるようになりました。
- 放射線治療関連業務
- 業務マニュアル作成
- レントゲン
- CT
- MRI
- 骨密度、透視検査
- カテーテル治療(アンギオ)
- 3D画像作成
- 電話対応
- 読影スキル
- 広範な医療知識
などなどetc
※太字は転職して身についたスキルです。
放射線技師のキャリアアップなので、他職種の方からはイメージがつきにくいかもですが、転職してできることが増えた!と言う認識であっています!!
今の職場でも、社会人2年目の子たちに対して医療知識の指導も任されるようになり、自信と誇りを持って業務に取り組めています。
年収よりも、「放射線技師としてどう成長できるか」を重視したことで、結果的に毎日の仕事がより前向きで学びのあるものとなりました。
素敵な人脈が作れた

転職して得た意外な幸せが、人とのつながりです。
前職をパワハラで辞めた過去もあって、職場の人間関係に対してはかなり警戒していました。
また、ハラスメントを受けないように

あまり職場の人たちとは深く関わらないようにしよう
と業務に支障が出ない程度に距離を置くことを念頭に置いていました。
ところが転職先は、人間関係に非常に恵まれた職場で年齢や経験を問わずフラットに意見を言い合える雰囲気。
部署を越えて交流があり、「この職場に来て良かった」と素直に思える毎日でした。
仕事終わりに雑談をしたり、休日も一緒にランチや脱出ゲームに行ったり。
勉強会も気軽に開かれ、切磋琢磨できる仲間がいることが、今でも私の成長するモチベーションにつながっています。
私のキャリアが大きく成長できたのも、あの職場があったからと強く感じています。
まとめ:転職で年収ダウンしても幸せなことはある

私が転職を決意し、転職エージェント(放射線技師人材バンク)を活用して新たな職場に移動してから、働き方と人生が大きく変わりました。
- 心の安定を手に入れた
- 通勤のストレスから解放された
- 残業が激減した
- キャリアアップができた
- 素敵な人脈が作れた
転職したことで年収は130万円減少しましたが、上記はいずれも前職にいるままでは得られなかった大きな成果です。
したがって、総合して判断すると転職で年収ダウンしても幸せになれたと胸を張って言えます!!
[番外編]転職して年収ダウンし、不幸になるケース3選

ここからは番外編として、「転職して年収ダウンし、不幸になるケース」をご紹介します。
転職して年収ダウンすることはありますが、不幸になってしまうケースとはどのようなものなのでしょうか?
- 年収でしか仕事を考えられない
- 生活レベルが維持できなくなる
- 新天地の人間関係に馴染めず、精神的に疲弊
一つずつ見ていきましょう!
年収でしか仕事を考えられない

年収の高さを働く上でのやりがいにしている方は意外と多いのではないでしょうか?
「年収=仕事の価値」と思い込んでいる人にとって、収入が下がることは自己価値の低下のように感じてしまいがちです。
仕事のやりがいや人間関係の良さ、勤務時間のバランスよりも、とにかく金額が最優先。
その結果、

「これだけ頑張ってるのにこの給料か…」
という不満が積み重なり、仕事への熱意を失ってしまいます。
生活レベルが維持できなくなる

転職前の収入に合わせて生活を設計していた人が、年収ダウン後も同じ生活を続けようとすると、必ずどこかに無理が生じます。
日々の家計管理でどうにかなるレベルならまだなんとかなりそうですが、
- 貯金の減少
- ローンの返済困難
- 旅行や外食の制限
など、日々の楽しみが減ることでストレスが蓄積していくことでしょう。
金銭的な余裕がなくなり、娯楽を楽しめなければ、「仕事以外の生活も楽しめなくなった」と感じ、不幸感が強まってしまいます。
新天地の人間関係に馴染めず、精神的に疲弊

年収を下げてでも「人間関係が良い職場に行きたい」と考えて転職したにもかかわらず、実際には職場の雰囲気が合わなかったり、孤立してしまったりすることもあります。
前職よりも給料が減っている分、我慢や忍耐が必要になる場面が増え、「年収も下がったのに、心もすり減っている」と感じるケースも。
残念ながら、年収が下がったからといって他の条件が良いとは限りません。

トレードオフとはいかないのですよ〜
まとめ:転職して年収ダウンすると不幸せなこともある

年収ダウン=不幸というわけではありませんが、自分の価値観やライフスタイル、そして転職先の実情とのズレがあると、後悔の原因になります。
転職を考える際は、給与だけでなく、仕事内容・人間関係・働き方など、総合的に判断することが大切です。
目先の条件だけで判断せず、「自分にとっての幸せとは何か?」を一度立ち止まって考えることが、後悔しない転職の第一歩となります。
結論:本当の「幸せ」は年収だけでは決まらない

年収ダウンする転職には確かにリスクがありますが、年収の上下だけで転職の良し悪しは決まりません。
転職の「失敗」は、目的や価値観が不明確なまま動いた結果であることがほとんどです。
年収が下がったとしても、自分が望む働き方や環境を手に入れられるなら、その転職は成功です。
逆に、年収が上がっても、心身がすり減る職場であれば意味がありません。
「何を大切にしたいのか」を事前に見つめ直し、戦略的に動けば、不幸な転職は防げるでしょう。
年収ダウンになったとしても、転職に興味がある方は、ぜひこちらの記事も併せてご覧ください。

ではまた