新NISAは活用しない時点で大損
放射線技師として忙しく働く中で、将来の資産形成に向けて投資を始めるのは大きな一歩です。
特に、新NISAは税制の優遇を活用し、効率的に資産を増やせる最適な方法です。
しかし、どのくらいの金額を積み立てるべきか、どのように設定すればよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、放射線技師である私自身が設定している積立金額と、おすすめの設定額について紹介し、効果的な資産運用の方法を解説します。
ちなみに、投資初心者の方はまずこちらの記事をぜひご覧ください!
投資の基礎がマスターできますよ!!
「どのくらい積み立てればいいの?」
今までは積み立てNISAで上限いっぱい(40万円/年)に投資していた人が多いと思います。
2024年1月より旧NISAから新NISAになったことで、非課税で運用できる金額が大幅に上昇しました。
この制度改善は嬉しいものでありつつも、新たな疑問を生み出しました。
今度はいくら積み立てるのが最適なの!?
新NISAを始めるにあたり、毎月の積立金額をどのくらいに設定すればよいのか悩む方は多いです。
個人の現状は違うので、忙しい本業を抱えながらも、将来のためにしっかりと資産を形成したいが、無理なく続けられる金額が重要です。
また、成長投資枠での投資にも興味があり、積極的に売買を行いたい場合も、そのバランスをどう取るかが課題です。
この記事を読むと分かること
忙しい方向けに、この記事を読むと分かることをまとめました。
まずは、新NISAで購入するべきファンドについてを前提として共有させてください。
伸びしろのある経済指数に連動したインデックスファンド一択!
伸びしろのある経済指数に連動したインデックスファンドとしておすすめしたい銘柄は次の2つです。
なお、きんちゃんが積立しているのは2つ目の「楽天全世界株式インデックスファンド」になります。
では、伸びしろのある経済指数とはどのようなものなのでしょうか?
代表して、eMAXIS Slimの経済指数である「S&P500」について簡単に解説します。
S&P500って何のこと??
S&P500は、アメリカで時価総額の大きい主要500社の株価を基に算出される「株価指数」のことです。
日本版でいうところのTOPIX(東証株価指数)の、アメリカバージョンですね。
画像引用:https://info.monex.co.jp/fund/guide/sp500.html
S&P500は、過去を振り返ると15年以上投資を続けていたらほぼ100%の確率で収益がプラスになっている、という検証結果が出ています!
もちろん、過去と同様の推移をする可能性は保証できませんが、過去の優秀な成績を残したという長い歴史は信用に値するものだと考えます。
放射線技師のための新NISA活用法
それでは本題に入りましょう。
きんちゃんは放射線技師ですが、金融知識については人並み以上に勉強して身に付けました。
そのため、新NISAだけでなくiDeCoや個別株売買、高配当投資についても経験しています。
しかしながら、誰もが勉強する余裕があるとは限らず、ただでさえ投資という未知の領域に入るのは勇気がいりますよね。
そんなハードルを下げる第一歩としておすすめしたいのが新NISAです!
実際に私が新NISAで設定している積立金額と、その根拠
新NISAには、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類の投資可能額の枠があります。
画像引用:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/lp/nisa_debut/?sclid=a_MS_general_nisa_2310&msclkid=025c0aa5d5ce1f0a87836c59a6cdee0c
きんちゃんが使っているのは、つみたて投資枠のほうです。
具体的な積立設定金額はズバリ!100,000円/月です!!
一方で、個別株取引では利益を期待できそうな銘柄の購入に対して成長投資枠を使っています。
毎月定期的に購入しているのは「VTI」というETFです。
1株単位での購入設定なので、その月によって株価は変動していますが最近は40,000~50,000円/月位が多いですね。
合計して毎月新NISAに回している投資金額は、およそ150,000/月になります。
結構な金額ですが、なぜこんなに多く投資に回しているのか?
それは「複利」の効果をより高めるためです!!
雪だるま式に増える複利の効果
積立投資の魅力の一つに、複利効果があります。
例えば、毎月100,000円を積み立て、年利5%で運用すると、20年後には元本だけでなく、運用益が雪だるま式に増えていきます。
複利とは、得た利息がさらに元本に追加され、その元本も含めて運用されることで資産が加速度的に増える効果です。
下のグラフは、毎月の投資額を33,333円、50,000円、100,000円と変更した際に、20年後の総資産額を示したものです。
参照:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/saving/simulation/compare.html?m=&y=20&r=5&p=33333&f=13,700,985&s=1
つまり、複利で資産を増やしたいなら投資額を可能な限り増やすのが重要だといえます。
放射線技師としての安定収入を基に、この複利効果を活用して、無理なく着実に資産を増やすことが可能です。
もちろん、投資は余剰資金でやるものなので最初は無理のない範囲での投資額をお勧めします。
では具体的にいくらくらいが最適な投資額だといえるのでしょうか?
おすすめの積立金額設定とボーナス積立の考え方
積立金額をどう設定するかは、投資経験や収入に大きく依存します。
ここでは、完全未経験者、初心者、中級者、上級者の4つのパターンに分け、それぞれの状況に合ったおすすめの積立金額と、ボーナス積立に対する考え方を説明します。
最後には、ボーナス積立に対する自分の視点も話しながら、無理なく資産形成を進める方法を提案します。
完全未経験者(投資する意義を知らない)
この記事を読んでくださっている時点で、このカテゴリーの当てはまることはあまりないと思いますが、、、(笑)
おすすめの積立金額は100円〜5,000円。
この程度の少額からスタートすることで、リスクを最小限に抑えながら投資の仕組みや運用の感覚を掴むことができます。
想像だけしているのと、100円でも投資して資産運用をしているのとでは感覚が段違いです。
特に未経験者の場合、最初から大きな金額を投入しがちでありながら、値動きのリスクに対する不安が大きくなるため、まずは小額で体験してみることが良いでしょう。
これによって最大の失敗である「ろうばい売り」は避けることができます。
投資に対する知識がほとんどなく、貯蓄だけに頼っている方は、まず投資の意義を理解することが重要です。
貯金だけではお金は増えにくい一方、投資を行うことで複利の効果を活かして資産を増やすことの意義から学ぶことができるでしょう。
初心者(投資に興味がある)
投資に興味はあるけれど、まだ本格的に始めていないという初心者は、収入から余剰資金を見つけ、無理のない範囲で積立を始めることが鍵です。
初心者向けのおすすめ積立金額は10,000円〜30,000円。
これくらいの金額であれば、生活に大きな負担をかけず、積立を通じて資産を増やす実感を持つことができます。
さらに、積み立てた金額が少しずつ増えることによる満足感も得やすく、投資を続けるモチベーションを維持できるでしょう。
すこしずつ投資額を増やしていくことで、大きな値動きへの耐性をつけれるほか、利回りによる資産増加も感じ始められる段階です。
中級者(投資経験がある)
投資経験がある中級者は、すでに運用を続けているため、積立金額を増やしてさらなる資産形成のスピードアップを目指すことができます。
そしてここから個人的に意識してほしいことなのですが、結婚や出産など「将来必要になる費用」の運用にも力を入れてほしい段階です。
中級者向けのおすすめ積立金額は50,000円〜80,000円。
この範囲であれば、収入に応じて大きな金額を積み立てることができ、将来の資産形成に大きく寄与します。
また、初心者と違って中級者の方は相場の上昇と下降があることを知っています。
相場の乱高下などにも、ある程度は余裕をもって積立を継続することができるでしょう!
上級者(投資の経験が豊富)
投資の経験が豊富な上級者は、積極的に資産を増やしつつもリスク管理がしっかりできるため、大きな金額の積立が可能です。
上級者向けのおすすめ積立金額は100,000円以上。
高いリスク許容度を持ちながら、安定した分散のしている商品を継続的に積立することで、大きなリターンを狙うことができます。
ここまで投資額を増やせば、資産の増加スピードを段違いに早く感じることができるはずです。
投資上級者は、短期的な値動きはさほど意識していません。
長期的な視野で複利の効果を最大限に活用し、資産を雪だるま式に増やしていくことの重要性を理解しているからこそ、10年後、20年後の将来に大きなリターンが期待できます。
ボーナス積立の考え方:ボーナスは好きに使えばいい?
ボーナス積立をすることで、さらなる資産増加を期待することができます。
しかし、ボーナスに関しては、必ずしも全額を投資や積立に回す必要はありません。
むしろ、自分の楽しみや自己投資に使う部分を確保することで、バランスの取れた生活が可能になります。
特に、ボーナスをすべて資産形成に使ってしまうと、精神的な満足感が得られず、長続きしないこともあります。
そのため、ボーナスは好きなことに使いながら、余裕があれば一部を積立に回すというのがきんちゃんの考えです。
結論:投資経験に合わせて新NISA活用しよう!
放射線技師という安定した収入源がある傍らで投資をやることが今後の大きな分かれ目になってくるでしょう。
新NISAを活用した積立投資は、各投資経験者のレベルに応じて適切な積立金額を設定し、長期的な資産形成を目指すのが基本です。
未経験者や初心者は少額から始め、投資に慣れてきたら金額を増やしていくとよいでしょう。
また、ボーナスに関しては、無理のない範囲で一部を投資に回し、残りは自分のために使うことで、日々の生活の充実と将来の資産形成を両立させましょう。
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