放射線技師を目指す学生の皆さん、日々どのような仕事が待っているか想像したことがありますか?
病院や診療所で活躍する放射線技師の一日は、患者さんの健康を支えるために多岐にわたる業務が詰まっています。
今回は、きんちゃんの放射線技師としての一日の流れを具体的に紹介し、実際の仕事のイメージをつかんでいただけるような内容をお届けします。
自分がどのように働くかイメージしづらい
放射線技師を目指す学生の中には、以下のような悩みと不安を感じる方もいるかもしれません。
技師としての一日はどのようなものだろう?
自分がどのように働くのかイメージがわかない、、、
放射線技師の業務は、専門的な知識とスキルが求められる一方で、患者さんとのコミュニケーションや緊急対応能力も重要です。
そのため、「本当に自分に務まるのか?」と不安を抱えることもあるでしょう。
しかし、安心してください!
きんちゃんが実際に行っている仕事の流れをこの記事でまとめたので、今抱えている不安を軽減し、自信を持って臨むことができるようになるはずです。
ある日の1日のスケジュール
大まかな1日の流れが分かりやすいように、表に時間ごとの行動をまとめてみました。
下に示したのは、実際にきんちゃんが過ごしている時間ごとの行動です。
時間帯 | 業務内容 |
8:15 | 出勤、前日の確認 |
8:30 | 今日の配置確認、検査準備 |
8:30~休憩まで | 午前の業務 |
休憩 | 昼休憩 |
休憩後~17:30 | 午後の業務 |
17:30 | 業務終了、何もなければ退勤して帰宅 |
17:30~ | 必要に応じて残業 |
休憩は、交代で入ることで検査が続行可能な状態を維持してます。
早めに上がるときもあれば、遅くなることもあるので日によってまちまちですね。
業務が残っている時や、夜勤だけで仕事を回せないときはサポートで手伝うことがあります。
ただ、基本的に夜間の救急対応は当直者が対応するのでやることがなければ帰宅します!
出勤、その前に明日の予習で前日の大まかな検査内容の確認!
放射線技師に限った話ではないですが、きんちゃんの一日は、前日から始まります!
何をするかというと、翌日の検査で自分が苦戦しそうなものはないか?初めて行う検査はないか?を確認するというものです。
要するに明日の予習ですね。
当日に急遽入る検査はともかく、前日時点でも翌日の検査予約は閲覧可能です。
明日あると分かっている検査に対して何も対策や準備をせずに当日を迎えてからバタバタするのはナンセンスだと個人的には思っています。
特に新人技師は、明日の検査内容で自分が自信のない検査、初めて行う検査の撮影方法、処理方法の確認、だけでも予習することで当日慌てる状況を回避できるでしょう。
気になることは積極的にメモして調べておくようにしましょう!
メモの取り方とおすすめのテクニックをこちらの記事で紹介しているので、気になる方はぜひこちらの記事をご覧ください。
前日に、頑張って明日の予習をしている後輩はポイント高いですよ~!
逆に、検査直前でいろいろ聞いてくる新人には、
昨日からあるってわかっていたのに、何も予習しなかったんだな~
と、結構辛辣な印象が与えられます。
あなたはどちらになりたいですか?
出勤、前日夜間の検査内容の確認
出勤してきました。だいたい8:15くらいには職場にいることが多いですね。
他のスタッフにあいさつした後は、前日夜間に実施された検査内容を確認します。
どのような症状で何の検査をしたのか?所見は何かあったのか?自分が検査した場合はその所見に気づけるか?
というような感じでRISやカルテをカチカチして見ています。
気になることがあったら、夜勤者にその時の状況を確認して学びにしていますね。
撮影内容だけでなく、その時の対応や動き、やり取りなどもすべて、自分が同じ状況になった時の勉強になりますので!
朝の配置確認、午前業務に従事
配置表にて、今日の自分の担当モダリティを確認します。
きんちゃんの職場は、毎日午前午後で担当モダリティが変わるのでしっかり両方確認します!
前日に決まっていたらそれを確認することで予習するモダリティも限定できるのでありがたいですね(笑)
自分の配置を確認したら、そのモダリティのウォームアップなどの準備を行いつつ検査一覧を確認します。
前日との変更点や追加箇所がないか見るためです。
確認点があれば適宜やり取りをして、直前であたふたしないようにしておきます。
ほんと、準備の大切さを社会人になって強く実感しましたね~
昼休憩
午前の業務を終えると、昼休憩に入ります。
交代制で入るので、早めに休憩する日もあれば遅くなることもあるため一定の時間ではありませんが、やってることはいつも同じです。
ご飯食べたら昼寝してます(笑)
10分でも仮眠をとることで頭がすっきりしますし、午前業務の疲れからくる眠気もなくすことができます。
放射線技師の仕事は、肉体的にも精神的にも負担がかかるため、この休憩時間にしっかりとリフレッシュして午後からの業務に備えましょう!
午後業務に従事
午後からは新たなモダリティに配属されるため、休憩終わりは速やかに午後のモダリティ担当として仕事します。
場合によってはオペ担当や血管内治療担当になることもあるため、午後に備えて午前は体力を温存してたりもしますかね(笑)
業務終了!退勤or必要に応じて残業
17:30になったら業務終了です。
退勤して帰宅する日もあれば、他の人たちとおしゃべりしてて18:00近くになることもあります(笑)
基本的に残業はしないで帰ることが多いですが、緊急オペが長引いたり、急ぎで3D画像作成を頼まれたりした際は、残業していくことがあります。
また、きんちゃんはこの時に明日の検査内容について確認して、分からないところや不安なところは確認を行っています。
帰宅後にやっていること
仕事が終われば、あとは自由に過ごせる時間です!
おいしいものを食べに行ったり、ジムに行って体を動かしたり、サウナで汗を流したりしています。
もちろん、気になったことや知らなかったことについては調べたりもしてますよ。
まあ、一番多いのはスーパーで買い物して帰ったら洗濯物を回しながら晩御飯を作るですかね(笑)
作り置きを基本としていますので、その具材を買いに行っています。
最近よく買っているのはこちらのサバです!おすすめなので気になる方はぜひこちらの記事をご覧ください!!
サバは頭にも体にもいいしおすすめですよ~!!
まとめ
きんちゃんの放射線技師としての1日をまとめましたが、いかがでしたか?
放射線技師の一日は、準備から始まり、患者さんとのコミュニケーションや技術的な作業、緊急対応まで、多くの業務が含まれています。
学生の皆さんが、放射線技師としての未来をより具体的にイメージできるよう、今回の記事を参考にしていただければ幸いです。
学生の時以上に学習し続けなければならないですが、不安や疑問を抱えながらも、一つ一つの経験や知識を積み重ねることで、自信を持った放射線技師になることができるでしょう!
まずは国家試験に向けて頑張ってください!!応援しています!!
ではまた
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