新卒だけど、退職を考えている方へ
新卒で入職した病院では頑張り始めたはいいものの、内心辞めたいと思っている方は意外と多いです。
理由は様々ですが、一番心配なのは辞めた後のことですよね。新卒で入職した病院を後先考えずに辞めてしまうと後悔してしまうケースは非常に多いというのはよく聞く話。
この記事では、新卒1年目での退職を考えている方に向けての記事です。最後まで読めば、新卒1年目で退職するメリット・デメリットを冷静に考えて判断できるでしょう!
新卒1年目で辞めたいわけ

きんちゃんは新卒1年目で退職を実際に経験しました。
退職を決断した、あるいは辞めたいと考える理由にはこのようなものがあると考えます。
退職は勇気のいる決断ですが、考えなしには決めないほうが賢明です。ですが逆に言えば、しっかり考えて準備したうえでの退職ならば、新卒1年目であろうと問題ないでしょう。
冷静に、メリットデメリットを比較してから行動するでも遅くありませんよ!
新卒1年目で辞めるメリット

それではさっそく、冷静にメリットとデメリットを比較してみましょう!
まずはメリットからです!
- 辛い人間関係とお別れできる
- 悪い職場環境に苦しまなくて済む
- 病院をまたいで、知識を身に付けられる
新卒1年目で辞める大半の理由は先に述べた通りです。
めでたく社会人デビューしたはいいものの、高圧的な上司、理不尽な要求が飛ぶ職場環境、やりたかったことができない業務内容、これでは辞めたくなるのも無理ありませんね。
事前の見学で分かることにはどうしても限界があります。入職して初めて分かることもあるので、初日に辞める覚悟を固めるというのはよく聞く話です(笑)
辛い人間関係とお別れできる

職場の人間関係が原因で辞めるというのは、どこでも聞く話です。
パワハラ気質な上司やお局様のいる女社会、派閥争いの絶えない環境は居心地が悪すぎて精神的に来るものがありますよね、、、
職場の人間関係によるストレスは、その職場で働き続ける限り永遠に続きますが、辞めることで関係を断つことができます。確実に問題解決できる手段の一つだといえるでしょう。
きんちゃんがパワハラを受けていた時も、退職を決意したことで嫌な先輩との関係を断つことができました。
凝り固まった性格や人間性は、他者には変えられない
自分の態度や他者への対応は意識することで改善できますが、他の人の考え方や性格はまず変えられないと思いましょう。
人を変えるよりも、自分自身がそれに適応する方がよっぽど労力が少ないです。
人間関係を改善するために、好意的にかかわってみたり、積極的にその人に話しかけたりしても、向こうの考えが変わらなければいつまでも状況はよくなりません。
それどころか、相手の気に障るような対応をすれば、ただでさえよくない状況はさらに悪化することでしょう。
触らぬ神に祟りなし、です。
悪い職場環境に苦しまなくて済む

職場環境は、見学やそこの職員に質問することである程度は予測することができます。なので、そこで危ない雰囲気の気配を少しでも察知したら避けることができるともいえるでしょう。
代表的な悪い職場環境としては、このようなものがあります。
一部経験談もありますが、病院見学の時に質問してみることで雰囲気を掴むことができるでしょう。
質問してみて、けげんな顔をされたら聞き方がひどくへたくそだったか、相当答えにくいことを聞いたかのどちらかです。
前者なら落ち度は自分にありますが、後者なら突かれたくないところを突いた可能性があります。要注意とみて、警戒するべきです。
自分の職場環境に不満を感じていたら、、、
誰しも職場への不満はあるものです。問題は、それが自分原因なのか、職場が原因なのか明確にすることです。

休憩時間60分なのに、「新人は休憩中も仕事を覚えろ」と言われたんだけど!?
これは普通に法律違反になりますので、労基署(労働基準監督署)に報告してすぐに辞める決意をしましょう。根性論とかそれ以前の話です、、、
病院をまたいで、知識を身に付けられる

病院によって、同じ検査でも撮影方法が異なることがあります。根底にある理論は同じでも評価したいことや、どこまで画像情報として欲しいかで求められるものが異なるからですね。
以下はきんちゃんが複数の病院を経験したことで実際に身に付けた知識の一例です。
- A病院では、テストインジェクション法で撮影をしていた。
- B病院では、ボーラストラッキング法で撮影をしていた。
同じ検査でも2つの撮影方法を身に付けることができるため、汎用性が高められますね。また、逆に、撮影方法が同じでも評価したいレベルが異なる場合もあります。
ところで、テストインジェクションとボーラストラッキングの違いは説明できますよね、、、?怪しいと感じた人は、今すぐ下の記事で復習しましょう!
- C病院では心カテを行う設備があるため、冠動脈狭窄率の評価解析まで行った。
- D病院では心カテをやらないため、冠動脈の3D作成のみ行った。
解析方法や評価項目が異なることで、撮影後の作業も病院ごとで違ってきます。
WS(ワークステーション)が異なることもしばしばあるので、いろいろな機械に触れることができるのもメリットだといえますね。
新卒1年目で辞めるデメリット

続けて、新卒1年目で辞めるデメリットを確認してみましょう。
- 知識、技術が身につかない
- 転職活動で不利になる
- 経済的なリスクがある
放射線技師に限った話ではありませんが、新卒1年目で辞めるデメリットはどうしても重大になってしまいます。
デメリットについても一つずつ解説していきますので、もし今、新卒1年目で辞めようか考えている人は、この記事を最後まで読んでから決断するようにしてください。
知識、技術が身につかない

放射線技師の新卒1年目で学べる業務内容は、他業界の職種と比較すると多い方だときんちゃんは考えています。なぜなら、放射線技師として入職した際の当面の目標は、「一人で当直に入れるようにする」ことだからです。

ですが、学べる業務内容が多くてもその途中で辞めてしまっては当然その知識や技術は身につかないでしょう、、、
技術職でもある放射線技師なら、やはり一つでも経験したことのあるモダリティが多い方が優れていますからね。レントゲン撮影しか経験したことのない技師を中途で採用するくらいなら、新卒を採用するケースが多いのはそういうことです。
自分のキャリアをしっかり形成する前に辞めてしまうということは、
今後の自分に負荷をかける行為=キャリアに傷をつける行為
だとも言い換えられるでしょう、、、
2年目だけど、レントゲンも撮れない技師だった話(実体験)

きんちゃんは現在5年目技師になりますが、「最初のキャリア形成には失敗したな」と自覚しています。
新卒で入職した病院で配属されたのが放射線治療部だったからです。もともと放射線治療に興味があったので将来的には治療に携わりたいと考えていました。そのためにも、XPやCT、MRIなど画像診断モダリティをまず経験して知識や技術を蓄えたいと思っていたのです。
ところが、入職して配属されたのが放射線治療部だったので戸惑いましたね。もしもこのまま放射線治療部にいたらXPやCT、MRI未経験の技師になってしまうという不安に駆られたからです。
結局、先輩技師のパワハラで転職したので2年目から画像診断モダリティをできたのは結果オーライでした(笑)
ただ、もう少し予想していた通りのキャリア形成をしたかったなとたまに思うときがあります。
もちろん、放射線治療が嫌いになったわけですし、放射線治療に従事している技師の方は尊敬しています!あくまで個人的なキャリア形成の予想と現実のキャリア形成順番に差があったというだけの話です。
転職活動で不利になる

転職活動で不利になってしまうのは想像してみると分かりやすいでしょう。
中途採用の放射線技師に求められるのは、即戦力です。知識も技術も経験値もない新卒1年目が、経験者相手に勝れるところはほぼ無いといってもいいでしょう、、、
「第二新卒」としてなら希望はある
転職に成功する可能性としては、「第二新卒」枠があります。新卒と第二新卒の違いは、学校を卒業後に一社でも社会人経験があるかなので、初期教育の手間を省くために企業側が募集をかけている場合がありそうです。
第二新卒とは:一般的に新卒入社後、社会人経験が3年未満の若手ビジネスパーソンという意味でよく使用されます。
doda公式サイトより引用
第二新卒の定義は結構あいまいなものなので、自分自身が第二新卒に該当するかどうか気にしすぎず、気になる求人があれば積極的に応募してみるのもありです。
経済的なリスクがある

企業に対して、自分自身を労働力として提供することでその対価で給料を受け取っています。退職してしまうと給料がなくなるので、経済的なリスクが大きいといえるでしょう。
すでに次の職場が見つかっていて、休職期間がなく働けるのならば問題ありません。しかしながら、全員がそううまくはいかないので、無収入の期間が発生してしまう可能性のほうが高いようです。
放射線技師で新卒1年目の給料はたかが知れているので、実家暮らしでも一人暮らしでも貯蓄できるお金はそう多くないことでしょう。
転職活動のための費用(スーツ、履歴書、交通費)も意外と重くのしかかってきますので、経済的な負担が大きいといえます。
失業保険はすぐにもらえない
新卒1年目で会社を辞めることは、会社都合ではなく自己都合退職になるため、失業保険をすぐにもらえません。
しかも、受け取るには一定の基準を満たす必要があります。
上記に当てはまっていても、「退職後すぐに転職をすることが決まっている」「病気や妊娠・出産などですぐに就職できない」といったケースでは手当を受け取れません。
失業保険があるから大丈夫、と安易に退職を決定してしまわないようにしましょう。
どこまで出来るようになれば辞めてもいい?

ここまで、新卒1年目で退職するメリット・デメリットを比較してきました。
この記事を読んでくださっている皆様には、それぞれ異なる事情があると思います。やりたいモダリティがない病院だったり、職場の人間関係に不満があったり、、、
転職する明確な目的があるならば良いですが、なんとなくで退職しようと考えている方には、せめてここまで学んだほうが良いのでは?というタイミングをきんちゃんなりに線引きさせて頂こうと思います。
経験則にはなりますが、放射線技師が技術職である以上は、出来ることが一つでも多いほうが良いはずです!
根拠などの詳細は別の記事で話させていただきますが、もし新卒1年目で退職を考えている方がいたらせめて上記3項目に該当するくらいの実績は持っておいた方が良いと考えます。
まとめ:冷静に判断して、目的を明確にしておこう

診療放射線技師を1年目で退職することは決して珍しくなく、自分にとって最適な選択をすることが大切です。この記事で紹介させていただいた通り、新卒1年目での退職にはメリットとデメリットがありますが、それをしっかりと理解し、今後のキャリアを前向きに考えることで、新たな可能性が広がります。
この記事を読んだ方なら、感情で判断せずに将来のキャリアまでしっかりと考えたうえで決断を下せるはずです。
もしも精神的に疲弊してしまったら、焦らず休養し、適切なサポートを受けながら次のステップを考えましょう。どんな選択をするにしても、自分に合った働き方を見つけることが最も重要です。
皆様が自分の人生を大切にし、後悔のない選択をできますように
ではまた
コメント