放射線技師の転職で年収ダウンでも幸せ!?スキルアップ&QOL改善


転職したい…けど給料が下がったら生活できないかも
そんな不安を抱えて、求人サイトの画面を閉じていませんか?
私もかつて同じ悩みを抱えた一人です。放射線技師2年目で初めての転職を決意したとき、年収は130万円ダウン。
数字だけ見れば大失敗。
でも――その一歩が、私のスキルアップとワークライフバランス改善、そして心からの「幸せ」に直結しました。
この記事では、「年収ダウンしたけど後悔していない」私の2回の転職体験をもとに、
- 年収ダウンでも転職して良かった具体的な理由
- その経験が次の転職で年収アップにつながったプロセス
- 収入・環境・自己成長を同時に底上げする転職戦略
を、リアルな数字と体験談でお届けします。
「今の職場が全てじゃない」――この記事がそう背中を押すきっかけになれば幸いです。
【体験談1】130万円年収ダウンでも転職してよかった3つの理由

1回目の転職にて、私は年収が130万円ダウンしました。
正直最初は、

やってしまったかも知れない、、、
と冷や汗ダラダラでしたが、この時の決断が結果的に「人生で一番価値ある選択」になりました。
詳細はこちらのにまとめていますので、気になった方はぜひこちらの記事も併せてご覧ください。
![[実体験]転職で年収ダウンするけど幸せになれる?](https://kinchan-ayumi.com/wp-content/uploads/2025/07/1-1-320x180.png)
年収ダウンしたことも含めて、転職して心から良かったと思った理由は3つあります。
- 年収は130万円ダウンしたけどお金以上に価値ある環境を得た
- 働く環境が一変して職場の人間関係が良好だった
- 学びと自己成長でスキルアップを実感できた
年収は130万円ダウンしたけどお金以上に価値ある環境を得た

実際にお金では得られないものを得たわけですが、具体的にそれが何かというと以下にまとめたものだときんちゃんは考えます。
メンタルがズタボロだった当時の自分からしたら、一刻も早く転職して当時の環境から逃げ出すことだけを考えていました。
転職して行き着いた先で、人間関係が良好な職場、放射線技師としても人間としても尊敬できる先輩方、残業がほとんどない自由な仕事終わりの時間はまさに天国でしたね笑

そもそも放射線技師の基本給って高くないんです、、、
放射線技師歴2年目ではありましたが、放射線治療しか経験したことないこともあり給与面などの待遇は1年目に毛が生えた程度でした。
ご存知の方もいるかも知れませんが、医療職は他職種と比較して基本給が低めに設定されがちです。
職種 | 新卒の平均基本給(大卒) |
---|---|
放射線技師(大卒) | 190,000~225,500円 |
ITエンジニア | 約220,000~240,000円 |
教師(公立学校) | 約220,000円 |
公務員(一般行政職・大卒) | 約200,000~220,000円 |
営業職(全業種新卒平均) | 約210,000~230,000円 |
ちなみにきんちゃんは、この表に記載されている放射線技師の基本給よりも1万円以上低い基本給でしたね〜

そりゃ年収130万円も下がりますわ笑
年収が130万円下がったことにはいくつか理由があります。
- 基本給が下がった
- 残業がほぼなくなった
- 当直に入っていなかった
基本給の下がり具合については前述のとおりです。
基本給が下がると、賞与(基本給連動)も同時に下がる=年収への影響は二重になります。
その結果です。はい笑
その代わりに、、、?

残業時間は大幅になくなりました!
新卒で入職した大学病院:毎月30時間超え
転職先の脳神経外科病院:多くても5時間以内、自由時間↑、WLB(ワークライフバランス)も改善!
あまりにも残業時間が減った結果、今までもらっていた残業代がごっそりなくなりました。
働く時間が少なくなるのは嬉しいことですが、残業代がその分もらえなくなることについては人によって感じ方が変わりますよね。
毎日遅くまで働いてでも残業代が欲しい人からしたら、この変化をネガティブに感じそうな気がします、、、
最後に、そもそも当直に入っていなかったから、という理由があります。
当直手当や夜勤手当は、放射線技師のみならず多くの職種の給料を支える大切な手当です。

寿命を削る代わりにお金がもらえるのです、、、!
転職先の病院では、入職後10か月を目処に当直業務の実施が通例となっていたので、それまでの期間はもちろん当直手当は支給されません。
手当の金額は職場によって変わりますが、おおよそ3〜5万円くらいは変わるのではないでしょうか?
つまり入職してほぼ1年間は毎月少ない手当で細々と食い繋いでいたと言うことです。
働く環境が一変して職場の人間関係が良好だった

前の職場で絶望的な職場生活を送っていたので、転職後は“相談・共有が当たり前”の雰囲気で、初週から不安が消えました。
同じように苦しい思いをしている方には、

今の職場が全てじゃないんだよ!
と本気で伝えたいです。
同じ放射線技師の方はもちろん、看護師や臨床工学技士さんなど他職種のスタッフとも仲良くなることができました。
何名かとは、退職した今でも交流が続いています。
ちなみに、きんちゃんがパワハラを受けたのは入職後1か月立っていない時です。
社会人になりたてで右も左も分からない時にそんなことをされたら、正直仕事を覚えるどころではありませんでした。
特に放射線治療は二人一組で業務にあたることが非常に多いです。
- LINAC操作
- 治療計画用CT撮影
- 放射線治療計画のダブルチェック
などなどetc…
1日で相方とだけしか喋らない日もたまにあるくらいなので、その相手が自分にパワハラをしてくる先輩だった日はもう、、、
そんなメンタルだったので、仕事を教わるにも質問するにも、パワハラ先輩に接するときはしんどかったなんてものじゃなかったです。
あの時転職を決断していなければ、きっと今ある人間関係も手にすることがなかったでしょうから、本当にやめてよかった!!
この学習速度が最終的には年収+30万円につながりました。
学びと自己成長でスキルアップを実感できた

前職では「業務をこなす」だけで必死でしたが、転職してからはそれ以外に力を入れる余裕が生まれました。
- 転職後3か月で一般撮影(XP)、CTルーチンを独り立ち
- 勉強会は月1〜2回の頻度で参加
- 新規習得モダリティ(一般撮影、CT、MRI、透視、カテーテル検査・治療など)
新たに学ぶべき仕事を覚える中で、わからないことを質問するのはもちろんですが、丁寧に教えてくれる頼もしい先輩方や、学んだことをすぐに活かせる環境がありました。

自分が学んだ知識が活かせると、こんなに楽しんだ!
そう感じてからは、日々の業務についてはもちろん、自然と本や文献のリサーチ、勉強会にも積極的に参加するようになり、「日々成長している実感」を強く感じました。
社会人になって勉強の大切さを改めて教えてくれたきっかけでもあります。
【体験談2】放射線技師として、収入・環境・市場価値のすべてが向上した

広島での社会人生活は約3年、色々な出来事がありましたが、最終的には転職する決断をしました。
理由は、さらなる放射線技師としてのレベルアップのためです。
そして、成長した自分への待遇アップを目指す上でも転職活動を開始しました。
結果として、広島の病院よりも勤務条件の良い宮城の病院に転職することに成功しました。
- 年収が30万円アップと条件はより理想的に
- これまでの経験を十分に発揮できた
- 自分の市場価値を理解できた
以下で、年収+30万円の内訳/活躍できた根拠/市場価値の測り方を具体的に解説します。
転職で年収が30万円アップ&条件はより理想的に

待遇アップの転職として目標にしていた条件アップを全て達成することができました。
- 年収:400万→460万円以上
- 休日数:110日→120日以上(有給日数も増加!)
- 勤務時間:8時間→7時間半(30分減少で毎日17時帰宅)
※「年収+30万円」は新卒時代の最高年収(約430万円)と比較。直前勤務 400万円 → 460万円以上 なので実質+60万円でした。
改善された待遇は給与だけではありません。
休日数の増加、勤務時間の減少で自由な時間が今まで以上に大きく増加しました。
30分×5日=週2.5時間 → 年約120時間。
休日+10日で約80時間。合計200時間/年の自由時間を獲得。
増加した自由な時間を大切に使うためにも、
などに積極的に活用して無駄にしないようにしたいです!

たまにはゴロゴロすることもあるけどね〜笑
使い方を強制されていた時間の一部が自由に使えるようになった開放感はなんとも言えない幸福感ですよ!
なぜなら、放射線技師の転職で年収アップとワークライフバランスの向上を同時に実現できたわけですから。
これまでの知識・技術・経験の積み重ねを十分に発揮できた

きんちゃんが今まで社会人として過ごしてきたのはたった4年間です。
その積み重ねから、宮城では任される範囲が一気に広がり、評価が「年収」より先に実績の幅として現れました。
【Before→After】配属と役割の変化
- Before(広島):画像モダリティ(XP、CT、MRIなど)中心/夜間対応は限定、教育担当なし
- After(宮城):XP・CT・MRI・透視に加え心カテを担当、救急CT、MRI一次対応、技師歴1,2年目に教育指導
きんちゃんはあまり人付き合いが上手な方ではないのですが、それでもどうにかやっていけるように成長させてくれたのは今まで出会ってきた方々のおかげです。

パワハラしてきたやつはもちろん違いますけどね!?
宮城に転職してより一層、「これまでの経験は無駄ではなかった!」と自信を持てる瞬間が増えました。
実績の例
- 夜間当直業務:3か月目で独り立ち、当直ローテーションに参入
- 勉強会:院内【月1〜2回】・メーカー【隔月】に参加
- 業務改善:プロトコル見直し【CT、MRI合わせて4件ほど】を提案・採用
自分の放射線技師としての市場価値を理解できた

転職活動を通じて、自分のスキルや経験が市場でどれほど評価されるかがわかりました。
【今回の選考データ】
- 応募【10】社 → 面接【2】社 → 内定【1】社
- 提示年収レンジ:【400〜450万円】(決定は 【460万円以上】)
- 進行スピード:書類〜内定まで 約【4】週間
主に実感した、持っていて良かったスキルはこちらです。
- 当直・夜間対応が可能(即戦力として配置しやすい)
- カテーテル検査/アンギオの経験(心カテでも活躍可能)
- CT、MRIの即戦力(ルーチン・救急の対応可)
技師歴5年の経験値が知らない間にここまで蓄積していたこと、それに伴って自分の市場価値があることを認識できたことは転職活動を行う中で強く感じました。
放射線技師としてのおすすめスキルはこちらの記事で紹介していますので、詳細を知りたい方はぜひこちらの記事もご覧ください。

おすすめ|放射線技師の転職には「放射線技師人材バンク」が最適
私の転職は2回とも学べるものがあったため、どちらも成功したと言えます。
世の中の転職を考える放射線技師の方には、私が利用した放射線技師人材バンクをおすすめします。

実際に使用した放射線技師人材バンクの体験談の詳細はこちらの記事からどうぞ!
![[2回利用経験あり]怪しい?しつこい?放射線技師人材バンクの評判や気づいたことまとめ](https://kinchan-ayumi.com/wp-content/uploads/2025/07/60db68b212d3da0848a7361614a6e975-320x180.png)
実体験をもとに、世の中の評価についても正直にお答えしていますよ!
結論|「年収ダウン=失敗」じゃない!キャリアの選択肢を広げよう

私の実体験から、「転職による年収ダウン=失敗じゃない」ことがお分かりいただけたことでしょう。
大切なのは、転職することで何が手に入るかを明確にして、そのために必要な転職先を選択することです。
- 短期:WLB改善・メンタル安定・学習余力UP
- 中期:スキルが積み上がり任せてもらえる範囲が拡大
- 長期:その実績が次の年収アップに直結(今回:実質+60万円)
そのためのおすすめ転職エージェントとして、放射線技師人材バンクをおすすめします!

迷ったら「希望条件にあった求人検索」だけでもOK!
業界最多レベルの求人情報の中から、あなたに最適な転職先をぜひ見つけ出しましょう!!
Q. 登録したら必ず転職しなきゃダメ?
A. 相談だけでもOK。求人リサーチや年収テーブル確認だけの利用も可。
Q. しつこく連絡が来ないか不安…
A. 連絡手段(電話/LINE/メール)と頻度は初回に指定できます。合わなければ担当変更も可能。
Q. 年収交渉は本当にやってくれる?
A. 基本給テーブルや手当の事前確認→提示まで代行。面接後の条件改善交渉も対応。
ではまた